つなげる・つながる シミュレーションラーニング
大会長:臼井 いづみ(千葉大学医学部附属病院)

2025年2月9日(日)千葉大学医学部附属病院で第6回日本看護シミュレーションラーニング学会学術集会が臼井いづみ(千葉大学医学部附属病院 総合医療教育研修センター)大会長のもと、『つなげる・つながる シミュレーションラーニング』をテーマに開催されました。
前日の2月8日(土)には、2つのプレイベント「JaNSSL指導者養成コース 修了者集まれ!!」、「施設内見学ツアー(外来診療棟ホスピタルストリートをはじめ病院内の様々な名所:映画やドラマの撮影現場の見学)」も開催されました。
2日間で約260名の方々にご参加いただき、盛会のうちに終了いたしました。
臼井大会長からは「つなげる・つながる」をテーマにシミュレーション教育との出会いがJaNSSLの設立や第6回学術集会の開催にどうつながっているのかついての講演がありました。このほか、溝上慎一氏(学校法人桐蔭学園 理事長・桐蔭横浜大学 学長)による基調講演「中等教育から卒後教育につながるアクティブラーニング」、保田江美氏(国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部 主任研究官)による教育講演「リフレクティブな学習者・指導者を育む~経験学習でつながる学びの連鎖~」の2つの講演、シンポジウム、交流集会3つ、一般演題口演発表10演題、一般演題ポスター発表11演題のプログラムで構成されました。
参加者は、看護教育における学び方の変化や、アクティブラーニングの重要性を再認識し、内化と外化の組み合わせ学習やリフレクションの手法について学びを得ていました。また、一般演題や交流集会参加者からシミュレーション教育の具体的な方法や他校の実践例を通じて、今後の教育に役立つ知見を得ることができたとの声がありました。
運営に関しては、いくつかの改善点も指摘されました。また、次回の学術集会に対して、教育講演の増加やオンライン参加の可能性、シミュレーションの実演を希望する声が多く寄せられました。全体として、学びの多い有意義な集会であったとの評価がありました。ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。
次回の学術集会は2026年3月、野島敬祐大会長(京都橘大学)のもと京都で開催されます。乞うご期待!